整理番号:80

建築のかくれた強さ(1996,秋田)

主催・共催 日本建築学会東北支部
講師 小笠原吉張 (秋田職業能力開発短期大学校講師)
分野 B. 力・構造 
キーワード 力と運動、力の伝わり方、筋交の働き、大館樹海ドーム、興味
講座概要 大館市内の小・中学校6校より10組21名の親子が参加し、講座を開催した。会場の設営から資料・模型の制作など、学生を巻き込んでの準備作業となった。内容は、ボールや折尺を用いた「力と運動」に関する実験や骨組み模型を用いて柱や梁への「力の伝わり方」を知る実験等である。はじめは、全体的に緊張気味で、実験の主導権はどちらかと言えば親の側にあったが、徐々に雰囲気にも慣れ、講座の後半には完全に子供たちが主導権を握っていた。地元の子供たちが受講の対象である為大館市に建設中の「大館樹海ドーム」(木造による世界最大級のドーム)など、できる限り身近なものを取り上げて説明した。短い時間ではあったが、「親と子が楽しみながら一緒に学び、かつ子供たちに建築に対する興味を持ってもらう」という意味ではある程度目的を達することができたと考える。

実施方法
手法 c. 調べてみよう(実験) 
プログラム 講話及び実験の説明(50分)→実験(100分)→休憩(10分)
資料 OHP(建物の写真や構造の図、力の伝わり方を図示したものを製作)
材料 折尺、消しゴム(重りとして使用)、テニスボール、骨組みモデル(スチレンボード、塩ビ板で製作)セロテープ(筋違いとして使用)、
道具 、ケント紙、マーカー
経費 32277円(材料費程度)
会場規模 キャッチボールをする実験もあり150u程度
当日参加者数 21人
実施時間 2,6時間
準備期間 1ヶ月
準備作業量 20人日
PR方法 報告日本建築学会東北支部年報第17号p.4 ’96親と子の建築講座「建築のかくれた強さ」
紹介記事 報告日本建築学会東北支部年報第17号p.4 ’96親と子の建築講座「建築のかくれた強さ」
後援 秋田県教育委員会、大館市教育委員会、(社)秋田県建築士、(社)秋田県建築士事務所協会