整理番号:74

だいどころと住まい(1996,東京)

主催・共催 日本建築学会・国立科学博物館
講師 宮崎玲子 (宮崎建築設計事務所取締役)
分野 E. 家・住居 
キーワード すまい、食事、台所、お母さんの仕事、お手伝い
講座概要 動物の巣は安全に眠り、良い子を育てるところです。でも人間の住まいは違います。動物と人間の違いは、立って歩く、言葉を話すなどいろいろありますが、まずは火を使っておいしく食べることです。寒い地域での昔の住まいは、火は料理のためだけではなく、食事も仕事も寝るのさえも火のそばでした。暑い地域では食事を作るときだけ火を使い、あとは涼しい場所で暮らします。台所は作業場です。このように、住む場所によって、暮らし方や台所の形が違います。私達はどうでしょうか。日本の大部分が暑いほうにはいります。近代になって寒い西洋からいろいろな文明がはいってきました。台所も昔のいろりやかまどに比べたら、きれいで便利ですが、私達にとって良いところばかりではありません。台所は家族の心をつなぐ大事なところです。お母さんのお手伝いをしたくなるような、また自分達でお料理をしたくなるような楽しい台所を考えようではありませんか。

実施方法
手法 e. 考えてみよう(発想) 
プログラム スライド映写と講話(1時間)→制作(1時間)→制作物の発表(1時間)
道具 クレヨンと画用紙
経費 0
会場規模 各自の座席
当日参加者数 32人
実施時間 3時間
準備期間 0ヶ月
準備作業量 0人日