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空気のコートは暖かい!?(1993,名古屋)

主催・共催 日本建築学会東海支部
講師 土川忠浩 (当時、岐阜工業高等専門学校講師・現 姫路工業大学環境人間学部助教授)
分野 F. 住まい方・インテリア 
キーワード 温冷感、断熱性、冷暖房、環境、設備
講座概要 建物の断熱性と人体の暑さ寒さの感じ方の仕組みを体験的に学習する。空気を小さく閉じこめると熱が通りにくくなる性質(断熱性)を説明し、透明のエアーキャップシートを使って各自オリジナルのオーバーコートを作る。その内側と外側に液晶温度計シールを貼り、それを着用して戸外(冬期)へ出てみる。そしてコートの外側と内側の温度を観測し、空気の断熱性を体感する。この体験後、建物の外壁に断熱材が入っていることで、冷暖房の効率がよくなることや、省エネルギー、省資源、地球環境保全に結びつくことを説明する。さらに着衣やカーテンの利用など、身近な工夫で暖かさを向上させることができることを説明する。 なお、この講座は全国生涯学習フェスティバル事業(まなびピア)参加行事であったため、次のことを重視した。@実施時期(11月、初冬)A室内実施(雨天時対応可能)B会場の借り上げ時間(3時間)C予算。以上。

実施方法
手法 d. 作ってみよう(制作) 
プログラム 説明(OHP利用・15分)→制作(40分)→実験(20分)→説明(OHP利用・15分)→質疑応答(10分)→片づけ
材料 液晶温度計シール、エアーキャップシート
道具 油性マジック、透明粘着テープ、はさみ、名札
経費 20000円(材料費程度)
会場規模 受講者40名で学校の教室程度の広さ
当日参加者数 38人
実施時間 2時間
準備期間 1ヶ月
準備作業量 5人日
PR方法 チラシ作成(教育委員会を通じ小学校等に配布)
紹介記事 チラシ作成(教育委員会を通じ小学校等に配布)
後援 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、愛知建築士会、日本建築協会東海支部、新日本建築家協会東海支部、愛知県建築士事務所協会、中日新聞、NHK、中部日本放送(第5回全国生涯学習フェスティバル事業参加)