整理番号:107

鉄とコンクリートの力くらべ(1997,愛知)

主催・共催 日本建築学会東海支部
講師 小池狭千朗 (愛知工業大学)
分野 B. 力・構造 C. 材料 D. 建て方・技術 
キーワード 鉄筋、コンクリート、鉄筋コンクリート、セメント、実験
講座概要 1.ハード実験(コンクリートと鉄筋を壊す)の概要  ○コンクリートの圧縮強度実験・・・強度レベルの異なるコンクリートの圧縮試験の見学 ○コンクリートの割裂引張実験・・・コンクリート円柱体の引張実験の見学 ○鉄筋の引張実験・・・D22鉄筋の引張実験を見学  2.ハード実験(鉄筋コンクリート梁を曲げて壊す)の概要  事前に制作した鉄筋コンクリート単筋梁2本(主筋を上端に入れたものと下端に入れたもの)と無筋梁にウエイトを徐々に載荷して、RC梁の曲げ耐荷能力と破壊性状の違いを体験し、RC梁における鉄筋の位置(上端か下端)によって壊れ方が全く異なることを理解し、併せて「鉄筋コンクリートの原理」を理解する。  3.ソフト実験(コンクリートを混ぜる)の概要  ○コンクリートの材料・・・水、セメント、砂、砂利  ○用意するもの・・・型枠(プラスチック容器)フェルト、両面テープ、練りバチ、練りさじ  あらかじめ計算していた水、セメント、砂、砂利を計量し、練りバチで混ぜる。型枠の中にコンクリートを少しずつ入れ、型枠の上部間で詰めてから、平らにする。終わったら、練りバチ、さじを洗い、後片付けをする。  4.クイズ(コンクリートについての10の質問)

実施方法
手法 b. 見てみよう(観察) c. 調べてみよう(実験) d. 作ってみよう(制作) 
プログラム はじめの挨拶(10分)→ハード・ソフト実験の説明(10分)→クイズ(5分)→ハード実験(60分)→ハード実験(60分)→ソフト実験(60分)→クイズの答え合わせ(10分)→質問(5分)→終わりの挨拶(5分)
資料 資料(当日配布)
材料 コンクリートの強度試験(シリンダーと試験機)、鉄筋の引張試験(鉄筋数本と試験機)、いろいろな種類の鉄筋、鉄筋コンクリート梁(6本鉄筋製)、載荷装置作成、コンクリートの材料(セメント、水、砂、砂利)
道具 コンクリートの道具(練りバチ、練りさじなど)
経費 200000円(材料費程度)
会場規模 建築学科の構造材料実験室全部と教室1つ
当日参加者数 35人
実施時間 4時間
準備期間 2ヶ月
準備作業量 10人日
PR方法 中日新聞社会部掲載、建築雑誌
紹介記事 中日新聞社会部掲載、建築雑誌